OGIMOノート~家族のためのモノづくり~

OGIMOテックノート ~家族のためのモノづくり~

重度障害の息子を持つ父親エンジニアの備忘録。自作の電子工作おもちゃ/リハビリ器具/ロボット関係の製作記録、思った事を残していきます

おぎモトキ (廣瀬 元紀) プロフィール

「家族のためのモノづくり」
をテーマに、障害を持った息子や家族、大切な人のための発明&モノづくり&実践活動に取り組んでいます!


【更新情報】
★New★ 2024/2/11(日) 日本テレビ真相報道バンキシャ!」の特集で我が家(廣瀬/おぎモトキ)家を密着取材頂きました!

【密着】息子に贈る発明品、試行錯誤の日々 障がいある息子と…ある家族の物語
www.youtube.com

 

自己紹介

■ 名前: おぎモトキ (廣瀬 元紀)

主要SNSはこちら


 
 
 
 

製作依頼・相談、講演依頼、取材依頼などは各種SNSのDMよりお願いいたします


■ 家族

妻 (まほともオカン) : 専業主婦、ゲーマ 時々 ピアニスト。
  ピアノ&ゲーム実況配信サイト: まほともオカン - YouTube
娘 (まほとも) : 息をするかの様に毎日イラスト描きに没頭中。
息子 (ともかつ/トモくん) : マイペースでこだわり強いおもちゃ研究家

   
■ 息子の障害について


・ 在胎24週で生誕した超低出生体重児(体重865g)
 生後2か月で水頭症と診断、VPシャント手術済
小脳低形成、中重度の脳性麻痺(失調型)
・ 身体面
 バランスを取るのが難しく、6歳時点で座位保持/立位が困難
・ 知的面
  知的遅れあり (現時点で1~2歳程度)、発語は困難。
 簡単なジェスチャーで意思は表現しようとしている
 好きなものへのコダワリが強く、パニック(号泣/叫び)を起こしやすい

活動概要

障害を持った息子や家族のため、そこから障害を持った人達の「できる」に繋げられる様に、大きく3つの領域で活動を展開しています。

①「息子・家族のため」(父親エンジニア)
②「目に見える周りの誰かのため」(OGIMOテック開発室)
③「将来の社会に繋げるため」(本業ロボット開発)

個人活動としては、①及び②の領域で取組みを加速しています。

■個人活動:息子・家族のためのモノづくり

 障害を持った息子や家族の日々の困りごとを自分の得意な電子工作スキルを駆使して解決しようとする『家族のためのモノづくり』 活動に取り組んでいます。
息子用リハビリ機器、おもちゃ改造、息子用モビリティ等の自作・改造が中心。

 「本人の好奇心を引き出す遊び心 × スピード感× 日常使用」をモットーに、モノを通して子供達の「できる」「楽しい」を引き出す体験を作ろうと奮闘してます。


 

■個人活動:障害当事者/支援者など誰かのためのモノづくり

家族向けや、コミュニティ活動の中で、製作してきた研究開発品。
これを同じ様な境遇を抱える当事者、家族、支援者など必要としてくれる人に届けたい!
この想いで、主に「これまで開発してきた発明品をベースにしたカスタマイズ量産製作&提供活動」を行っています。

本活動の屋号「OGIMOテック開発室」

ロゴ製作 : Daichi Sugimoto


製作依頼などは、facebook、X(旧Twitter)や InstagramのDM等でご連絡頂ければ嬉しいです。

■個人活動 : コミュニティ活動

本職や家族向け開発とは別に、コミュニティ活動も行っています。家族向けに開発したモノ&技術を活かし、困っている人の悩みを解決できる事が出来ればと思っています。

オリィの自由研究部 (β)
community.camp-fire.jp



ロボットコミュニケータの吉藤オリィさんのオンライン研究会に副部長として参加させて頂いています。
困っている人の課題を元に解決アイデアをワイワイと検討する「発明検討会」、そのアイデアを元にしたプロト製作、実際に困りごとユーザーに使ってもらう等、実践重視の自由研究コミュニティです。

メンバーの皆様と一緒にワクワク&ワイワイ取り組み中。ご興味あれば是非ともご参加ください





製作物一覧

代表的なモノ


 


 





 
 

2018年から始めた制作活動のうち、
以下のサイトに2019年での製作物をまとめています。
【2023年製作物】
ogimotokin.hatenablog.com
【2022年製作物】
ogimotokin.hatenablog.com
【2021年製作物】
ogimotokin.hatenablog.com
【2020年製作物】
ogimotokin.hatenablog.com
【2019年製作物】
ogimotokin.hatenablog.com


個人製作品に関する製作相談などについては、TwitterアカウントよりDMください。


受賞歴

■ヒーローズリーグ2021
作品名:子供用成長支援モビリティ ToMo-bility
・MAヒーロー賞 (プレゼン部門優勝)
・CIVITECH賞 (CIVITECH部門優勝)
・ベストドリーマ賞 (個人賞)

protopedia.net

勝戦プレゼン動画 (開始24:15辺り)


■ヒーローズリーグ2022
作品名:歩行リハビリエンタメシステム Melody Shoes
・CIVITECH賞 (CIVITECH部門優勝)

protopedia.net

勝戦プレゼン動画(開始38:08辺り)


■M5Stack Japan Creativity Contest 2021
M5Stackデバイスを活用したモノづくりコンテストにて、応募2作品を両受賞。
2位 : M5ポータブル エレベータ操作パネル ~外出できない子供達に向けた自分だけの専用エレベータ体験~
protopedia.net

特別賞(意義深いで賞) :
protopedia.net

■M5Stack Japan Creativity Contest 2023

特別賞(研究アイデア賞) :
protopedia.net

書籍

■アイデアをカタチにする! M5Stack入門&実践ガイド[M5Stack Basic/M5StickC対応] (2022/3)
「大切な人に向けたM5stack自作支援機器」として一部を執筆させて頂きました






メディア掲載

■■【New!】 日本テレビ真相報道バンキシャ!」 (2024/2/11 放送)
息子に贈る発明品、試行錯誤の日々 障がいある息子と…ある家族の物語
ogimotokin.hatenablog.com

■■【New!】 Webメディア「エンジニアType」 (2024/2/22 掲載)
ユーザーに刺さるものは「申し訳ない気持ち」から生まれる。エンジニア・おぎモトキが家族のためのものづくりで得た学び
type.jp


■■ フジテレビ系列「めざましテレビ」 (2019/8/26 放送)
~歩けない息子のため…”父の発明品”~
www.youtube.com


■■ Webコンテンツ Daily Portal Z (2019/9/16掲載)
dailyportalz.jp



■■ 毎日新聞Webサイト (2020/3/8掲載)
mainichi.jp



■■ フジテレビ系列「めざましテレビ」 (2020/8/14 放送)
~息子のため…父が“天井にゲーム”開発~
www.youtube.com

きっかけになった開発Tweet


■■ 朝日新聞 (2020/10/8掲載)
www.asahi.com


■■ JSME(機械系に進む中高生を応援!)サイト (2023/10/25)
介護向けロボットの事例紹介の中で、子供成長支援モビリティ"ToMo-bility"を紹介頂く
https://www.jsme.or.jp/career-mech/juniornews-m2310/www.jsme.or.jp




■■その他関連

●M5Stackで「エレベータ操作パネル」を自作 (2021/9掲載)
protopedia.net

複数のメディア記事で掲載
fabcross(2021/09/29掲載)
grape(2021/09/29掲載)


●ねとらぼ:「白衣が最高になびく至高の乗り物」(2021/12/4掲載)
ロボット研究者の吉藤オリィさんとの共同製作開発品
nlab.itmedia.co.jp



●オンラインボッチャ(2020年8月~)
※オンライン研究会「オリィの自由研究部(β)」及び 一般社団法人オンラインボッチャ協会と共に推進。
私は本装置の開発 及び 技術担当顧問として活動

www.youtube.com

ロボットスタート:企業スポンサー付き公式大会を開催(2021/8)
バイオジェン : オンラインボッチャ全国大会 開催(2022/4)
読売新聞 2022/9/21 : 全国大会決勝戦 紹介
NHK WORLD-JAPAN放送 (2022/10/3)
www3.nhk.or.jp


NHK World-JAPAN (2023/3/25)
ロボット研究者の吉藤オリィさんの特集の中で、
私の開発したOriHime車椅子システムを使った遠隔移動販売の様子や、オリィの自由研究部(β)メンバで取り組んだOriHimeキッチンカーや楽器演奏装置も紹介頂いています。

www3.nhk.or.jp





外部講演・登壇イベント

・ユニバーサル事務次官PJ勉強会@東京・霞が関(2024/2/14)
ogimotokin.hatenablog.com

・東海特別支援教育カンファレンス@岐阜(2024/2/11)
ogimotokin.hatenablog.com

・福岡県立糸島高校 糸学志向 工学ゼミ講師アドバイザ(2024/1/31)

NPO法人ぷれいふる様 キッズツールディ(2024/1/21)
ogimotokin.hatenablog.com

・埼玉県越谷支援学校 全社研修会(2023/12/25)

Panasonic DEIイベント (2023/11/25)

・株式会社かなえるリンク 研修会(2023/3/19)

・ヒーローズリーグ2022 キックオフベント (2022/9/5)
youtu.be

兵庫県尼崎市 地域講演会 (2021/2)

・プロトペディアの時間 vol.83 (2022/6/22)
youtu.be

・世界ALSデーin NAGOYA みんなでゴロンしよう (2022/6)
2022「世界ALSデー in NAGOYA みんなでゴロンしよう!」Full動画 - YouTube

・福岡エンジニアカフェ「だれかのためのモノづくり」(2021/2,10)
www.youtube.com








展示会出展

本当の可能性に、アクセスする (2024/1/13)

第4回関西キッズ機器展 (2023/11/11-12)
ogimotokin.hatenablog.com

アートパラ深川 (2023/10/22)

Maker Faire Tokyo 2023 (2023/10/14-15)

M5Stack User Meeting in Osaka 2023 (2023/5/1)

Maker Faire Kyoto 2023 (2023/4/30)

GUGEN2022 (2022/12/17)

Maker Faire Tokyo 2022 (2022/9/3-4)

Maker Faire Tokyo 2022 (2022/9/3-4)

子供福祉機器展 Kid Festa2021 (2022/4)

子供福祉機器展 Kid Festa2020 (2021/4)

Maker Faire Tokyo 2020 (2020/10/2-3)

Maker Faire Kyoto 2020 Online (2020/5/2)

Maker Faire Tokyo 2019 (2019/8/2-3)

Maker Faire Kyoto 2019 (2019/5/4-5)










本業

Panasonic にて黒物家電の開発エンジニア。
しかし、息子が障害を持って生まれた事をきっかけに、
「障がいを持つ子供達の成長や未来に直結するモノを作りたい」
と決意し、2018年にロボティクス機器の研究開発に社内転職

歩けない子供達の手足の代わりをサポートできるロボット技術開発
を作るべく研究開発しています。


本業での公開情報
① 追従型ロボット車椅子Piimoの開発/商品化
youtu.be

開発者インタビュー記事(本人出演)
recruit.jpn.panasonic.com


本プロジェクト取組みの一環で、以下の受賞を頂いています。
第67回電気科学技術奨励賞並びに電気科学技術奨励会会長賞 (2019/11)

日本ロボット学会 実用化技術賞 (2020/10)




② 屋外公道走行可能な搬送ロボット開発
2020年12月~現在(2023年3月時点) 藤沢SSTでのロボット配送実験取組み

2022年4月 つくば市でのロボット配送取組み

2022年12月 東京・丸の内でのロボット移動販売取組み

開発者インタビュー動画(本人出演)
www.youtube.com


本業と個人活動のコラボともいえる共創活動
2023年7月  自動配送ロボット"ハコボ”×分身ロボット”OriHime”の融合による遠隔タウンツアー実証


note-moonshot.jst.go.jp


[取得資格]
・エンベデッドシステムスペシャリスト[IPA]
・プロジェクトマネージャ [PA]
・家電製品エンジニア [家電製品協会]

「家族のためのモノづくり」のきっかけ&想い

息子が4歳になった頃、
「この先、家族の「障がい」と向き合う上で、
果たして自分は父親として何ができるのだろう」

とぼんやり考える様になりました。

自分は何のために働くのか、
何のためにものを作るのか、と
社会人10年目の節目で改めて自分を見つめ直しました。
自分のため?
家族のため?
社会のため?

そうだ、自分はと目の前にいる家族の未来のために働きたい。
それは単にお金を稼いで養うという意味ではなく、
自分の持つ技術を通して家族の抱える困りごとを解決したい。

生きていく上での日々の生活の様々な不便さを、
一人の父親として、
一人のエンジニアとして、
自分の持つ技術や関連するテクノロジーの力を組み合わせて解決に導きたい!

という想いにたどり着きました。

では、どんなテクノロジーが家族の未来に繋がるかを模索していく中で、
不自由な身体動作の代わりを出来るロボティクス技術
の可能性に魅せられ、
業務として息子の手足の代わりとなるロボット技術の研究開発にジョブチェンジする事にしました!


しかしその一方で、
企業として取組みだけでは、息子の「ダイレクトな困りごと」を解決をするのは難しい事も感じていました。
特に固定費が高い大企業では対象母数が広い世界を目指したがる傾向があり、
息子の様に症例が少ないマイノリティ事例を対象にするとビジネスとして成立しづらいためです。

更に、商品機器の開発スパンが最短でも1年以上かかってしまいますが…
子供の成長は著しい訳で、仕事として開発したものが、ほんとうにその時の子供に最適かどうか分からない。
その間に、息子はどんどん成長してしまい、本当に必要な時期に必要なテクノロジーを提供できない!

子供にとって大事なのは「今」なのです。



そう考えた結果、

「本業活動として難しい部分は、
個人でやればいい!」

という発想にいきつき、

特に息子や家族のダイレクトな困りごとを解決しようと、
個人でのモノづくり活動を始めました!


障害を持っているが故に人にサポートして貰う事が多く、受け身になりがちな息子。
その息子の好奇心を掻き立て、
「自分の力でやってみよう」
という子供の意志
を楽しく引き出そうとするための工夫の形。
そして、市販品がうまく使えない部分は、
身近な人・支援できる人達がその子に合わせてカスタマイズ&アップデートして「我が子専用」にしてやればよい。

大量生産社会から個人最適社会へシフトしようとしてるこの世界において、
身近な家族・友人達で「その人のために」カスタマイズし合える
『当事者×エンジニア(メイカー)』による暖かい世界こそ、これからの個人が幸せに感じるポイントになると自分は信じています!

また、息子や家族のために作ったモノを、同じ困りごとを抱えた当事者や支援者に一人でも多く届けたい。
その想いで、製作提供活動も進めています。

その想いを描いたブログ記事(2023/11)
ogimotokin.hatenablog.com

10歳を迎えた息子


モノやテクノロジーだけですべての困り事を解決する事は
現時点ではできないかもしれないけど、
その子に合わせた工夫をすれば何とかなるかもしれない!
そう思える機会を重ねる事で、
不安感を解消し、未来を明るく前向きにとらえる事ができる!

そのために自分はモノを作り続けていきたいです


これからも頑張って&楽しく子供達の「できる」を引き出していくモノづくりをしていきたいですし、
そういう活動に興味のある方にとって、
本ブログなどが何か良い影響に繋がればとても嬉しいです!


※本自己紹介の記事に対して、2020/5/1時点で15個の星を頂いていたのですが、URLを修正した際に不手際で消してしまった様です。(頂いた方大変申し訳ありません)

一旦、自分アカウントで当時の個数分を更新させていただいておりますので、ご容赦頂けますとありがたいです