OGIMOノート~家族のためのモノづくり~

OGIMOテックノート ~家族のためのモノづくり~

重度障害の息子を持つ父親エンジニアの備忘録。自作の電子工作おもちゃ/リハビリ器具/ロボット関係の製作記録、思った事を残していきます

【2020/3/27】毎日新聞 掲載 ~脳性まひの子供のために、支援機器を自作で50個~

我が家で取り組んでる
『息子や家族・友人のためのモノづくり』活動
が、3/8(日)に毎日新聞様Webサイトに公開されました。

mainichi.jp

また、近畿版は昨日(3/27)夕刊に掲載されました!

当日に突然の連絡やったので、
慌ててコンビニで買って帰りましたが、
予想以上に大きく取り上げられてた!(^^;
テレビ欄の裏、4コマ漫画横の記事欄を
半分近く占めてる(笑)
なんだか感慨深い~

障害を持つ息子の「できる」を引き出すサポート機器の自作取組みの様子です。
人にサポートして貰う事が多く、受け身になりがちな息子。


その息子の好奇心を掻き立て、「自分の力でやってみよう」という子供の意志を楽しく引き出そうとするちょっとした工夫の形。
「50個」という数字そのものがタイトルで強調されてますが、作ったモノの数よりも、その頻度で試行錯誤(「作る」→「子供に使って貰う」→「改善する」)を繰り返してこれた体験そのものに価値があったのかなぁ、と思ってます。
市販品がうまく使えない部分は、身近な人・支援できる人達がその子に合わせてカスタマイズ&アップデートして、「我が子専用」にしてやればよい。

ちなみに、取材自体は1月上旬でしたが、そこから1ヶ月半で息子用の移動練習車椅子は更にアップデートされてます(笑)
すぐ目の前に使ってくれる人がいるからそこのスピード感。
この2年間、とにかく手を動かし続けて、最近ようやく、息子や子供達の興味を引き出すモノをタイムリーに提供できる様になってこれた気がします。
また、これから少しずつですが、息子向けに開発した技術ノウハウを他のお子様・友人に展開していく事も意識してやっていきたい。もちろん、必要としてくれる人達に届けたいという想いもあるし、その一方で、友人向けに開発したノウハウ・使い方・アドバイスが我が子向けにも良いフィードバックに繋がる事もこの2年で分かってきた。
そんな良い循環ループが生まれそうな気配を形にしていければ、と思ってます!
記事の最後では
『モノやテクノロジーだけですべての困り事を解決する事は現時点ではできないかもしれないけど、、その子に合わせた工夫をすれば何とかなるかもしれない!
そう思える機会を重ねる事で、未来は明るく前向きに思える! そのために自分はモノを作り続けてる』

的な事を書いてもらってます。(ちょっぴり自分で加筆w)
これからも頑張って&楽しく子供達の「できる」を引き出していくモノづくりをしていきたいです