2022年もいよいよ終わりを迎えます。
これまでの活動の整理として、今年2022年に取組んだ事・開発したモノをざっと整理してみました。
なお、過去3年の製作物まとめは以下です。
【まとめ】2021年ふりかえり ~家族のためのモノづくり~ - OGIMOノート ~家族のためのモノづくり~
【まとめ】2020年ふりかえり ~家族のためのモノづくり~ - OGIMOノート ~家族のためのモノづくり~
【まとめ】2019年ふりかえり ~家族のためのモノづくり~ - OGIMOノート ~家族のためのモノづくり~
★は特に思い入れ深いモノ
今年の活動概要
今年は、この3年で息子や家族向けに作り育ててきた開発品を、
・より実用面で使える様にリメイク
すると同時に
・必要としてくれる方にその方専用のカスタマイズ&依頼製作
の形での「誰かのためのモノづくり」活動にシフトしてきました。
2022年実績として、合計20件ほど家庭外へ提供させて頂きました!
その分、新規開発に関する製作頻度は減りましたが、基板製作・耐久性を考慮した外装設計など個人レベルで量産していくためのノウハウを多く得る事ができました!
何よりも提供した後のリアクション
「これ、めっちゃありがたい!」「順調に活用してます!」
という声を頂けるのが何よりも嬉しく、私にとって最高の開発エネルギー源になっています!
自分のモノづくり技術が誰か大切な人たちの役にたっているという実感が、
変わらず私のモチベーションの源です!
本業では、搬送ロボットの実用化に向け、様々な実証トライアルを繰り返してきています!
情報セキュリティの観点上、社内活動の話はできませんが、社外実証(リリース発表済)で情報公開されているものも増えてきており、その話に絡めて個人的な想いを発信させて頂いています!
本業で取り組んでいる移動ロボット技術を、体が不自由な息子や移動に困難な人達の将来の移動支援技術に繋げていきたいという個人的想いで、本業も個人活動もうまくリンクしていければと個人的に強く思っています
現地出展イベント
■キッズフェスタ2022[4月] with 東京都理学療法士 小児部
無事にキッズフェスタでの展示イベントを終える事が出来ました!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年4月18日
来場した子供達にたくさん笑って貰える様に、全力投球で頑張りました!
子供達の笑顔のおかげで気力は充実!
この数週間、本業活動&プライベート活動共に全力で走り抜けてしまった反動が少し来てるので、今日はちょっとだけ休憩💦 pic.twitter.com/pNjSlz6pOv
知的遅れのある息子の好奇心を引き出すため開発してきた数々のモノ達
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年5月15日
その試行錯誤から生まれたモノは、
他の子達のまた新しい好奇心を引き出し、
「誰かのため」に繋がってく
モノづくりは「者(もの)づくり」だ
手を動かし続ける先は、常に人に繋がるものであり続けたい#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/k4x0ADlR89
■Maker Faire Tokyo 2022[9月]
Maker Faire Tokyo 2022
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年9月4日
2日間のブース出展、
全力で走り切りました!
「作ったものは使って貰ってこそ」
のコンセプト通り、
壊されてもいい覚悟で全展示品を操作体験OKにして、子供達に全力で遊んで貰った!
子供達の嬉しそうな笑顔が次の制作への最高のエネルギー!#MFTokyo2022 pic.twitter.com/XLbDcW2hqJ
#MFTokyo2022 での
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年9月10日
「#家族のためのモノづくり」個人展示ブース
キレイな見栄えより、体験しやすさを優先して
全10製作品を体験展示
子供達に全力で遊んでもらった
子供達がどの様に使い、
どう反応するのかを見るのがたまらなく楽しい!
モノはあくまで手段、主役は人である
「者(もの)づくり」 pic.twitter.com/fmKHmnLn8m
■GUGEN2022 [12月]
日本最大級のハードウェアコンテスト、決勝審査会で現地展示させて頂きました。
一般からの事前応募では190件もの「欲しいね」を頂きました(全体で5位)。
ありがとうございました!
本日は日本最大級ハードウェアモノづくりコンテストの決勝展示会で
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年12月17日
歩行リハビリを楽しくするための電子靴システム「Melody Shoes」
を東京・麻布十番で出展しています!https://t.co/chLHx8E90P
参加されている方、是非ともよろしくお願いします!#GUGEN pic.twitter.com/1AALa4VHuW
https://gugen.jp/subscriptions/work/1220
オンラインイベント
■ProtoPediaの時間[6月]
ものづくり系WebサービスProtoPediaの
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年6月30日
ProtoPedia公式番組
「ProtoPediaの時間 vol.81」
に出演しました!
「誰かのため」に特化したモノづくり
きっかけ、コダワリ、成功&失敗談、オチ話
を聞き上手なお二人に引出して貰いました!
アーカイブ動画、よろしければどうぞ!https://t.co/18RWMdJwyN pic.twitter.com/pEZrehxvGd
■ヒーローズリーグ2022 キックオフイベント
オンラインイベント(#ヒーローズリーグ 2022 キックオフ)に登壇させて頂きました!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年9月6日
昨年にMAヒーロー賞を頂いた
「子供成長支援モビリティ」
に至る迄の4年間の試行錯誤、誰かのために作り続けるモチベーション話など
↓↓アーカイブはこちらhttps://t.co/S4PcCYtbja#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/ETSOkBPvBm
#MFTokyo2022 での
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年9月10日
「#家族のためのモノづくり」個人展示ブース
キレイな見栄えより、体験しやすさを優先して
全10製作品を体験展示
子供達に全力で遊んでもらった
子供達がどの様に使い、
どう反応するのかを見るのがたまらなく楽しい!
モノはあくまで手段、主役は人である
「者(もの)づくり」 pic.twitter.com/fmKHmnLn8m
■ヒーローズリーグ2022 [12月]
日本最大級の開発コンテスト、昨年に引き続き参加。
CIVICTECH部門(市民課題解決) のプレゼン大会で優勝させて頂きました
モノづくりコンテスト #ヒーローズリーグ
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年12月2日
CIVICTECH賞 決勝でプレゼンさせて頂き、
ありがたい事に優勝させて頂きました!
嬉しいですー!https://t.co/OHAbdJDFbK
息子のために家族全員で作ってきた技術、
必要としてくれる子供達に一人でも届けれる様に、開発を続けていきます!
#civictechjp pic.twitter.com/MEpLwJrGks
メディア関連
本年は、M5Stack関連の技術書籍の執筆に参加させて頂きました。
M5Stackに関する商用技術書に、
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年3月26日
「大切な人に向けたM5stack自作支援機器」として執筆させて頂き、
本日発売との事!
M5Stack✕障害支援機器の活用事例として、実名で参考書に紹介させて頂く事になり、大変光栄です!
アイデアをカタチにする! M5Stack入門&実践ガイド https://t.co/CUWcX6BSIe pic.twitter.com/tK39GzuIF3
コミュニティ活動
2020年5月~ 分身ロボット・吉藤オリィさんとそこに集まる面白い仲間達と
オンラインコミュニティ「オリィの自由研究部(オリィ部)」
に2022年も変わらず参加して活動しています。
私は副部長として参加させて頂き、各種プロジェクトや各種オンライン配信(2回/月)・モノづくり活動に参加させて頂いております。
障害を持った方などの抱える身近な困りごとを解決するアイデア検討/モノづくり/体験イベントをユカイなメンバー達でワイワイと取り組んでおります。この1年は、第二の本業になるくらいに様々な活動を進めつつ、参加されているメンバーの「暖かいリアクション」に支えて頂いています。
(オリィ部プロジェクトに関連したモノのうち、外部公開されているモノは後述の開発リストに記載していきます)
①息子(肢体不自由児)向けアシスティブ機器
(1-1) ★あいさつ&じゃんけんハンド [8月]
しゃべる事ができない息子の小学校生活でのコミュニケーション用に製作したロボットハンド。
2年間使った後、今年の夏にリニューアルしました。
会話できない息子が、クラス友達とコミュニケーションを取るためのロボハンド
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年8月31日
2年間使い続け、夏休みにリニューアル
「おはよう」「バイバイ」に加え「がんばれ」「それええな」の相槌、じゃんけん等、15種の選択肢をボタン押で簡単にやり取りできる
2学期に早速活用だ!#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/2plycDFL8S
息子の実際の活用の様子(No Lookで操作できる程に!)
会話できない息子があいさつロボハンドを2年間日常生活で使い続けた成果
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年9月29日
朝登校時、
眠たくて机に突っ伏しながら
No Lookで適切なボタンを押し、
可愛くアイサツする超特技を身に着けたw
見よ!指先の迷いのなさ!
作ったものを使い続けていくと
できる世界が広がるなぁ#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/iSbTqBAdAt
USJのマリオワールドでも大活躍でした!
USJ マリオエリアで遊べるコイン集め
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年12月30日
はてなブロックが高い位置&硬くて
肢体不自由の息子は全く遊べない…
そこで、息子も一緒に遊べる様に、
ボタンを指で押すとコイン音を鳴らせるロボハンドを作って持って行ったら…
夢中でコイン集めを楽しんでた!
嬉しい!#スーパーニンテンドーワールド pic.twitter.com/zHMZedzRnX
本あいさつじゃんけんハンドは、息子と同じ症例を持つお子様向けの依頼製作も多く頂いており、
個人レベルで量産製作も進めています
会話できない息子の
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年11月3日
小学校生活で実活用してる
「あいさつ&じゃんけんロボハンド」
SNSで公開したら
「我が子も使ってみたい」
と嬉しい声を頂き、
提供用に4台を量産製作
操作スイッチもそれぞれ専用カスタマイズ
我が子・友達きっかけに作ったものが、誰かの役に立つモノとして広がるの嬉しいな pic.twitter.com/MKrqJBCSuH
(1-2)★ スイッチ操作で奏でる楽器演奏アーム [6月]
オリィの自由研究部で取り組んできた肢体不自由児者がハンドベル等のリアル楽器を演奏するために製作した装置。
楽器をうまく持てない子供達とも一緒に合奏、セッションしたい!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年6月15日
そんな想いから生まれた
【スイッチ操作でできる楽器演奏アーム装置】
オリィの自由研究部(#オリィ部)の製作メンバーと障害を抱える演奏メンバーが一緒になり改良を重ねて2年
ついに、ALS啓蒙イベント会場にてレンタル提供する事に pic.twitter.com/UblFxgID8y
「世界ALSデーin NAGOYA みんなでゴロンしよう」のイベントで、
現地来場者と一緒にハンドベル演奏を楽しむため、
初心者を含めた15人以上の製作メンバーで計40台以上の装置ハンドメイド量産を行いました!
youtu.be
本装置は、楽器演奏だけでなくビール注ぎなど肢体不自由児が「自分でできる事」を広げるツールに応用できそうで、
支援学校やデイサービス等の場所で活用頂いています。
現在のところ直接的な依頼に対して受注製作ですが、一般提供に向けて準備中
おぉ、開発してきた装置の素敵な応用事例!!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年8月28日
「スイッチを押すと、サーボモータが動く」
モータ一つ、このシンプルな機能一つで
子供達の「できる」は広がる! https://t.co/M7yw36N6d0
昨日は名古屋で開催された『みんなでゴロンしよう!ALSチャリティーイベント』にオリィ部の音楽部としてエイトマンは神奈川からオンラインで参加しました♪
— ∞yukky∞ (@smilesm03671367) 2022年6月18日
YouTubeでも配信され様々な素敵なイベントが沢山だったので良かったらご覧ください😊
YouTubeはこちらから↓https://t.co/FpoVDiLWm2 pic.twitter.com/mp0psschtW
(1-3)★ 歩行リハビリエンタメシステム Melody Shoes [11月]
息子の歩行リハビリのモチベーションを上げるために作ってきた電子靴システム。
今回は支援学校からの製作依頼に合わせて、システムを大きくリメイクし、外部提供できるレベルまで完成度を高めました。
息子のツラい歩行リハビリを楽しくしてあげたい!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年11月14日
想いで自作した
「歩行リハビリエンタメシステム Melody Shoes 」
足をしっかり踏むと、LEDが盛大に光り、大好きな音楽が鳴る等、子供が喜ぶ仕掛けを盛り込んだ
「是非使ってみたい」という声を頂き、
他の子達も使える様にリニューアル製作したよ pic.twitter.com/mtMtAMKOjq
また、光や音だけでなく、ロボットやiPad/PCゲームとの連動機能も追加開発しました
歩けない子供の歩行リハビリのモチベを上げるため開発した、歩く度に楽しいエンタメ体験を起こす靴
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年12月15日
「Melody Shoes」
新機能を追加
左右交互に足を動かすと、
おもちゃロボが一緒に動いたり、
好きなiPadアプリ/PCゲームを動かせる様にした!
その子の一番好きなフィードバックを
「歩く」に繋げよう pic.twitter.com/1lEIONELM0
本システムの詳細や開発への想いはこちら↓
protopedia.net
本装置は、息子向けとしては一旦役目を終えましたが、必要としてくれる人がいるならばその方に届けれる様に、開発&改良を来年以降も続けていきたいです!
(1-4)★ スイッチ&遠隔から操作できるドリンクサーブ装置 [7月]
息子にビールを注いで欲しい想いから生まれた装置
手足を上手く動かせない息子ともいつの日か一緒にお酒を酌み交わしたい、
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年7月17日
そんな想いで作った改造ビールサーバー装置
ついに!
初めて息子にビールを注いでもらった!
やった!!めちゃ嬉しいーーーー!!
もう今日は祝杯だ
お父さん、何杯でも飲んじゃうよ! pic.twitter.com/XT9VDBaBoG
この装置は、手元の福祉スイッチだけでなく、分身ロボットOriHimeからも制御できる機能を追加しました。
夏の暑い日こそ
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年7月7日
誰かと一緒にワイワイ飲むビールはすごく美味しい!
物理的にお酌することが難しくても、分身ロボットOriHimeを使ってビールを遠隔で注げる装置を作ってみた!
遠隔&リアルの二人で協力して、ビールの泡の黄金比率を作るゲームみたい
すごく楽しいなぁ、これ! pic.twitter.com/twU79S4l5d
本装置ですが、現在では分身ロボットカフェDAWNの研究員(常連さん向け)イベントにて
遠隔ビールサーブとして導入&活用頂いています!
OriHimeから注げる遠隔ビールサーバ装置
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年7月15日
仲間内で実験的に使って貰った!
ビールマスターとして場を盛り上げたのは、OriHimeパイロットなおきさん(@QqUajSzpjT1YTAW)
表面張力ぴったりに神泡が注がれた時は拍手喝采!
楽しい!
これ、ビール何杯もおかわりしてしまうやつやー! pic.twitter.com/j6AaPEa6AD
息子向けに作った技術が、こうして別のところで活かされていって嬉しい限り
(1-5) 肢体不自由児も遊べるDX日輪刀アームロボット [4月]
肢体不自由の子供達も「鬼滅の刃」などの必殺技を出せる様にしたい想いで製作
手をうまく動かせない子供も友達と一緒にチャンバラごっこをしてみたい!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年4月16日
物理スイッチを押すと、鬼滅の刃・炭治郎になり必殺技を繰り出す
日輪刀ロボアーム
を作った!
刀を見ればつい振り回したくなる!障害ある子もない子も、指先一つで共に楽しめるチャンバラ体験!#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/YlbqnU763L
キッズフェスタやMaker Faireで多くの子供達に遊んでもらった人気作
肢体不自由の息子や子供達も一緒に刀を振り回し、必殺技を出せる遊びができるDX日輪刀ロボットアームを制作
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年4月20日
展示会に来た子達に自由に遊んで貰ってたら……
誰だ、可愛いペンギンさんを滅殺するイタズラしたのは?www
子供は遊びの天才だな#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/HOJ9Ila8Z8
(1-6) 肢体不自由児も遊べる電動ガチャガチャ [10月]
手を使うのが苦手が子供もガチャガチャを回せる様にした想いで製作
手をうまく使えずガチャを回せない子供でも楽しめる様に
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年10月29日
市販ガチャガチャ装着を電動化改造
「回すジェスチャー」だけで簡単にできる
【バリアフリーな魔法のガチャ】
が出来上がった
簡単なスイッチ操作だけでもできる
子供たち、楽しそうに何度も遊んでくれて嬉しい〜#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/U11cJ8UzPj
本装置はまだ試作段階ですが、クローズドなイベントで活用。
次の展示イベントで子供達に遊んで貰える様に、他の機能も仕込み中!
② 移動ロボット/モビリティ関連
(2-1) 子供移動支援モビリティToMo-bility
昨年に開発した息子の手動車椅子の電動化モビリティ。今年は小学校内に設置させて頂き、学校の授業や運動会で活用して貰いました。
息子のために自作した車椅子ごと乗れる電動モビリティ
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年10月10日
を使い、運動会の徒競走に出場
「遅くてもいいから
自分の力でゴールしてほしい」
3年越しのトライアル
去年は歓声が苦手で塞ぎこんだけど、
今年はちゃんと自分の操作で進んでる!
1年の成長が嬉しくてたまらない#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/Q17FfKgMlR
本システムの詳細や開発への想いはこちら↓
protopedia.net
(2-2) ROS対応移動ロボットベース台車
2022年前半に精力的に製作した移動ロボット。子供くらいの体重ものを積載する事が可能なアルミフレームベースの二輪独立移動ロボット。
今年は、個人活動も走行ロボ開発に注力
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年3月19日
子供を乗せて室内移動可能なロボット向けモータキット(バッテリ+左右モータ)を自作量産化した
電源入れるだけですぐに動き、各操作スイッチに対応。息子用モビリティで導入した無線サポコントローラも対応
既に5台以上作って、ちゃんと安定して動いてる〜 pic.twitter.com/XpckqSzi02
実は5台ほど量産製作して研究開発用として利用して貰っています!
とある移動ロボットのベースや現場実験用途に活用頂きました!
来年は屋外走行可能なToMo-bilityと組み合わせた移動支援技術として大型改良予定!
(2-3) OriHime屋外移動システム [4月]
分身ロボットOriHime×子供移動支援モビリティToMo-bilityを組み合わせた屋外移動システム。
本装置を使って、遠くにいる友人らと一緒に遠隔移動実験を繰り返してきました!
・OriHimeによるお花見&公園散歩
歩けない息子のための専用電動モビリティと、
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年4月8日
分身ロボ #OriHime から操作できる遠隔ハック電動車椅子を使い
遠くの友人と一緒にサクラサク公園をぶらぶら散歩してみた!
障害も、距離も、
関係なく入り混ざり、
一緒にワイワイお散歩できたよ
自分で動けると世界が広がる#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/PspPMSmBGP
遠く離れた友人とも一緒にお花見&公園遊びを!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年4月1日
息子用改造車椅子を分身ロボ #OriHime から遠隔操縦して、更に手の動きに連動したシャボン玉発射機能を作ってみた
ことのは(@koto_OriHime)さんに自宅から操作&遊んでもらったら、子供に加え大人にも大人気!
遠隔シャボン玉追いかけっこ、楽しい! pic.twitter.com/XjCHSbp95V
・OriHimeによる移動販売実験
OriHimeから遠隔操縦できる車椅子システムを使い、遠隔移動販売の実験をしてきたよ
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年5月5日
秋田〜福岡のパイロットさんが高知に遠隔で入り、現地限定の一押し品を売り歩く
自由に動けるので、お客さんや一緒に働くメンバーとの距離感も近づき会話も弾んでく
遠隔移動販売、新しい働き方の可能性を感じたよ pic.twitter.com/duKpvioor2
・OriHimeで砂浜走行実験
分身ロボットOriHimeから遠隔操縦できる様に改造した電動車椅子を使い、
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年5月2日
オリィさん(@origamicat)とパイロットお二人で波打ち際の砂浜をゆったり散歩
初めて浜辺を走れた、と喜んで貰えた!
もとは操作の苦手な息子のために作った改造車椅子。
そこから誰かの「初めて」に繋がってくれて嬉しい pic.twitter.com/aYkPjnCVeT
来年はToMo-bilityの進化に合わせて、こちらも大型改良を検討中!
(2-4) 遠隔操縦型 ボッチャ移動ロボット[1月]
仲間達と取り組んできたオンラインボッチャシステムの応用事例の実験の一つ。
ボッチャの投球台(ランプ)を(2-2)ロボットに搭載して、遠隔から一緒にボッチャを楽しめる仕組みを研究しました
遠隔技術を使い、外出できない全国の友達とパラスポーツ・ボッチャを一緒に遊べる#オンラインボッチャ の新機体研究
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年1月22日
Zoom&Webブラウザから複数人で操作できる
ランプ(投球台)搭載移動台車を開発。
遠く離れた仲間達とボッチャ風ゲームを一緒に考え、遊んでみた!
新しい遊びの可能性が広がるね! pic.twitter.com/4tKEmWeAa4
③ 誰かのためのモノづくり
(3-1) ポータブルM5エレベータパネル ver.3[9月]
昨年に製作した入院中のお子さんのために製作した病室内で遊べるポータブルエレベータパネル。
「エレベータ好きの我が子にプレゼントしたい」との相談を頂き、更に追加機能を加えてカスタマイズして提供しました!
外出できない子供達に、大好きなエレベーター操作を思う存分遊ばせてあげたくて作った
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年9月3日
『持ち運び可能なエレベーター操作パネル』
初号機公開以降
「作って欲しい」声を頂き、要望を元に機能進化
東芝、三菱、フジテックの3メーカを選べる様になったよ#MFTokyo2022 でも弊ブース展示でニッチな人気 pic.twitter.com/v2sVcaBBMM
(3-2) オンラインボッチャ装置 (ver.4)[9月]
2020年オリィ部から始まり、仲間達と一緒に作り育ててきたオンラインボッチャ。
(一社)オンラインボッチャ協会 – 楽しいを、あきらめない
今年はなんと、全国の支援学校を巻き込んだ業界初の全国大会(企業スポンサー)が開催されました!
皆で作り盛り上げてきた
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年10月1日
オンラインボッチャ全国大会
本日12時から全国大会の決勝戦
Youtube配信はこちらhttps://t.co/EFkiDDlDf8
天井カメラもある本格的なボッチャ会場。決勝戦にふさわしい最高の環境で繰り広げられる子供達の熱戦!
(ボッチャ装置もメンテナンス完了!)
頑張れ、子供達! https://t.co/EPJtIC7zTS pic.twitter.com/e1tWOwA7YK
本製作装置が公式機体として約1か月に及ぶ大会に使って貰い、子供達による熱い戦いをサポートさせて貰いました!
また、病院に入院している子供達に使ってもらう取り組みも進めてきました。
パラスポーツであるボッチャ
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年8月15日
iPad/PCから遠隔操作できる専用投球台を改造&開発した所から始まった
#オンラインボッチャ
この夏休み、息子の馴染みの病院に入院している子供達に遊んで貰った!
普段 物理的に会えない他病棟の子達同士の遠隔対決!
皆 楽しそうにプレイしてくれて、嬉しかった~ pic.twitter.com/idW5JTjU1d
本装置も少しずつ台数を増やして、埼玉・兵庫・大阪で稼働中。
どんどんと広がってきているオンラインボッチャ。
遊んでくれる子供達のためにも、装置の提供/開発活動を続けていければと思います!
本業(搬送ロボット開発)
東京丸の内でのビル内外ロボット配送実証[2月]
ロボットが弁当やドリンクを宅配。三菱地所が目指す「ロボットフレンドリーなまち」 - PC Watch
日本初の完全遠隔監視・操作型の公道走行許可[4月]
本業で開発に取り組む小型低速配送ロボット
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年4月22日
日本初の完全遠隔監視・操作型の公道走行許可までの取組みまとめ記事が掲載されました
神奈川県藤沢市にて1200km以上の走行実績&改良を重ね、審査当日4/15は台風近づく雨天悪環境にも関わらず無事に合格する事ができました!
https://t.co/tUrWEcrO5p
つくば市でのスーパー配送サービス [4月]
本業で開発に携わってきた自動配送ロボットを使った、西友スーパーから食品・日用品をご自宅前までお届けするサービスが始まります!
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年5月26日
移動ロボが日常の身近なとこで、例えば体が動かず困ってる誰かの生活を助ける選択肢の一つとなる
そんな世界作りに少しでも役立ちたいな
https://t.co/JoGaw2U62p
搬送ロボット「ハコボ」によるビール販売 [7月]
自動配送ロボット“ハコボ“
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年7月31日
大都会の35℃を超える炎天下の中、キンキンに冷えたビールを届けるため、懸命に働き続けてくれてます!
熱中症に負けず、頑張れハコボ pic.twitter.com/zeOULFYq7A
「息子の介護や家族の将来に役立つものを作りたい」
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年8月1日
とジョブチェンして、開発に取組み続けてきた自動追従モビリティ&配送ロボット
普段クローズに開発してきたけど、
こうしてオープンな場で家族に直接体感して貰えたの、スゴク嬉しい!!
父、これからも頑張るぜい pic.twitter.com/zZHEmSxHqy
搬送ロボット「ハコボ」による移動販売@東京・丸の内 [12月]
本業で開発に携わってる自動配送ロボットを活用した
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年11月30日
『ロボ移動販売』を東京・丸の内仲通りで始めます!
景観の良い東京の街通りをロボ単独で走り回り、カプセルトイや飲み物を販売します
(歩道含む公道でのロボ移動販売は日本初)
ちょっとした未来体験、是非どうぞ!https://t.co/zhgpRufoRi
搬送ロボット「ハコボ」が一人で移動販売する街
— おぎモトキ@父親エンジニア (@ogimotoki) 2022年12月18日
東京・丸の内仲通り
クリスマスイルミネーションで彩られた街並み、
多くの人々が行き交う石畳風歩車道を
「通ります!」「ようこそ丸の内へ!」
とおしゃべりしながら、
ロボが一生懸命 売り走ってます!
ガチャ移動販売は12/20(火)~24(土)まで pic.twitter.com/2UvL0erO44
こうしてエンドユーザーに触れてもらえる機会の多くに立ち会う事ができて、とても充実していました!
終わりに
いつもの事ながら、製作物の紹介がかなりの長文になってしまいました。
今年は、我が子のために開発してきた技術を使い「誰かのため」にアウトプットしていく活動を広げる事ができたなぁ、と思います。
必要としてくれる人のために、来年も提供していく形を続けていきたいと思っています!
一方で、小学生の折り返しを迎える我が子向けのデバイス開発にも注力したいと思っているので、
その両立の仕方も課題になってきそですね。
また、本業についてもエンドユーザーに触れてもらえる機会が多くあった年だったと思います。
個人的に、直接的な福祉分野とは少し違う領域から切り込み、長期観点で「息子の様に移動が困難な人たちの世界を広げる」可能性を作りたい、と取り組んできました!
その代わり、超直接的な困り事解決は、個人でやってしまおうというスタンスです
本業でも
個人モノづくりでも
友人らとのモノづくりでも
自分の想いは変わらず
息子や家族、障害を抱える誰かの日常に役に立てるモノを作りたい
いつの日か、
これらの取り組みがすべて交差しながら
やりたかった事にすべて繋がっていく事を信じて、
来年も頑張っていきたいと思います!
いつもfacebookやTwitter、リアルやオンラインで、様々な暖かいコメントやリアクションをありがとうございます!
ワタシや私たち家族もたくさん支えられています!
本当にありがとうございました!
来年もよろしくお願いいたします!