棚卸しの意味も込めて、作ったモノ観点で 2019年を振り返り。
『息子のために、家族のために、誰かのために、
自分の技術を生かしたモノを作りたい!』
という決意をした2年目。
とにかく手を動かし続け、気が付けばメジャーなモノだけで
【29個】ほど作りました。
1カ月で2~3作品というハイペース。ちなみに、2018年は【21個】だったので、去年より製作ペースが上がってる!
たくさん数を作る事自体は目的ではないけど、
子供向け(特に息子向け)の機器は何が本人にヒットするか分からないため、
「作っては試すを高速に繰り返して息子の出来るを見つけよう」
という方針で取り組んできたので、その取り組みに対する一つの定量値と考えると素直に良かったかなぁ、と思ってます
以下、2019年度の製作物について、ジャンルごとに分類してみました。
★は特に思い入れ深いモノ
- 息子のためのモノづくり ~移動/モビリティ編~
- 息子のためのモノづくり ~おもちゃ/スイッチ/ゲーム編~
- (2-1) 息子の好きなおもちゃ二輪走行ロボットをハック改造 [4月] ★
- (2-2) ジョイスティック以外の操作感実験/ やわらかリモコン[5月]
- (2-3) 電車でGo!で動くプラレール[6月]
- (2-4) オモチャコントローラの本気ハック [9月]
- (2-5) 100均グッツで作る自作スイッチ一式 [10月]
- (2-6) ボタンを押すと暴走するワンワン改 [8月]
- (2-7) 壊れたおもちゃを再復活!? 二足歩行ベアビーボ君 [2月]
- (2-8) 物理スイッチで操作できるNintendo Switchコントローラ [11月] ★
- (2-9) 楽器の『音』がスイッチになる! タンバリンスイッチ [12月]
- 家族のためのモノづくり
- 友達のためのモノづくり
- その他 未発表分(5件)
- 製作手伝い
- 終わりに
息子のためのモノづくり ~移動/モビリティ編~
(1-1)歩行リハビリを楽しくするメロディ靴 [1月] ★
息子の歩行リハビリのモチベーションを上げるために開発した「歩くと息子の好きな音が鳴る&光る靴」
2018年初頭から取り組み改良を続けて1年。
何度も試行錯誤を続けた結果、息子が歩行器に乗り足を左右交互に出せる様になりました!!
息子の歩行リハビリを楽しくするために自作した「光る&音の鳴る電子靴」
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年2月9日
さっそく歩行器練習で、1週間使ってみた!
その結果、、、
不器用ながらも、LEDを見ながら左右交互に足を出してるー!!
わずか数歩だけど、作り手の願いが現実になった瞬間
父ちゃん、嬉しいよ!#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/JsdlZRcYEd
製作記事は以下
ogimotokin.hatenablog.com
また、本内容に関して、8月放送の『めざましテレビ』で放送頂きました (別記事にてご紹介)
(1-2) 息子用電動モビリティMottoy改造 [8月]
足の不自由な息子が電動機器を使って自由に動くための練習環境を作る取り組み。
子供用電動機器"Mottoy"を息子が気に入る様に改造。
2月に低速対応改造、6月に電車コントローラ対応、8月にLED+音声搭載 と随時バージョンアップしていった。
電動車椅子の練習に向けた息子用モビリティの製作。
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年2月23日
市販の子供用電動機器mottoyを、自作無線ジョイスティクでの操作ハックに加えて、今回 速度変更もできた!
元かまスピード固定&早く動きすぎで、息子は怯えてしまったので、これなら受け入れて貰えるかなぁ~(^-^)#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/fL2kjVIKOW
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
製作には、ESP32 dev C を使ってます
(1-3) バギー電動化のための車椅子 on 台車ユニット製作 [9月] ★
息子の電動車椅子の操作練習のため、普段の椅子を電動移動機器にする取り組みをしてみた。
椅子(後輪)を台車に乗せ、無線コントローラで操作すれば、お気に入りの椅子に乗ったまま自分の意志で移動できる!
退院明けの息子に早速使って貰った!
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年9月22日
馴染みの固定椅子が急に動き出し、驚いた様子(笑)
レバーの持ちやすさ狙った電車型操作リモコンはハマらなかったが、まさかのゲーム用ボタンはハマった!
ポチっと押す動作に連動して自分が動く事を認識!
よし、まず一歩前進だぜ!#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/HdVA6GGZgX
ずっと作りたかったモノの一つ。モビリティ製作の経験がなく、作り方が分からず手が止まってしまってましたが、後述する『木材DIYで作った車椅子 on 車椅子』の製作に携わったおかげで、心のハードルが下がり、無事に自作製作までたどり着けました! 人とのご縁、本当にありがたい…
製作には、ESP32 dev C を使ってます
(1-4) 電動車椅子のワンスイッチ化ユニット [10月] ★
(1-3)は屋内限定のため、屋外でもスイッチ操作による電動移動機器の練習をするため、市販の電動車椅子の操作スティックを物理ハックするユニットを製作しました!
息子の電動車椅子練習ツールを開発中!
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年10月13日
ジョイスティック操作がまだ上手にできないので、代わりにワンボタンで前進できる様に電動車椅子を物理ハックしてみた
電子工作基礎+3Dプリンタで実現できる簡易テクノロジー!
自分の意志で進む楽しさ、息子達にも感じてほしいな~#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/gyXGFvevsJ
サーボモータの制御というシンプルテクノロジーで作る新たな価値! 一部では評判になっている様です。
このおかげで息子も少しずつ電動移動に慣れてきた! 良い感触のため、どんどん改良&実証中です!
製作には、Arduino Pro Microを使ってます
(1-5) 動くと光る&楽しい音が鳴るイルミネーション歩行器 [6月~]
(1-1)で製作したメロディ靴の簡易版。こちらは歩行器の移動有無を加速度センサで検出して動いた時だけ音が鳴る&光る機能を搭載。(1-1)で一旦は左右交互に足を出せる様になったものの、モチベーションが上がらない時は相変わらず歩行器は嫌がる息子。歩行器で動きたくなる様なモチベーションを更に高めるための試行錯誤を実証中。
息子の歩行練習用の歩行器をアップデート試行中。 前方にきらきらイルミを追加
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年5月24日
炎がでて、彗星が流れて、星が輝く!
歩行器が動くと、虹がかかる!
子供は光るモノが大好き(^-^)
単なるリハビリ機器もちょっとした工夫でアトラクションに早変わり。
LEDは魔法やな#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/B7qDxQIh5c
こちらは現在も進行形。メロディを変えたり、光を変えたり、と、奮闘中!
製作には、M5Stack を使ってます
息子のためのモノづくり ~おもちゃ/スイッチ/ゲーム編~
(2-1) 息子の好きなおもちゃ二輪走行ロボットをハック改造 [4月] ★
息子のジョイスティックの操作練習を楽しく進めるため、息子の大好きな二輪走行ロボット「バイリンガルモビ」を無線コントローラで操作できる様に改造しました。
息子が愛してやまないおもちゃロボット・バイリンガル モビ
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年4月26日
車椅子練習用の自作ジョイスティックで操作出来る様に改造してみた! モビの音声はそのまま、移動だけを操作できる
息子、嬉しそうー!
自分の意志を操作に反映するリハビリ練習、楽しみながら学んでね~#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/yeYVBQVwOs
製作して以降、息子は気に入ってくれて、良くスティックを触って、ロボットを動かしてくれてます!
製作には ESP32 dev kitxを使ってます。
(2-2) ジョイスティック以外の操作感実験/ やわらかリモコン[5月]
やわらかい触感のするコントローラでロボット操作を行う実験取り組み。妻の羊毛フェルト製作とのコラボ。息子へのウケはいまいちだったが、MFKにて展示したところ、女性陣のウケは良かった~
製作には、M5Stack + ショッカクポット を使ってます
(2-3) 電車でGo!で動くプラレール[6月]
最近電車&プラレールが好きになった息子が「自分の意志で操作する」機会を広げる事を狙った製作物。改造した「電車でGo!コントローラ」でプラレールの加減速を制御してます!
息子が好きなプラレールを自分の意思で動かせれる様に、 プラレールに #M5StickC を埋め込みハック。改造した「電車でGo」コントローラで無線操作した
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年6月26日
レバー量に応じて電車っぽくゆっくり加減速、ブレーキで急停止。液晶にはスピード表示も!
息子、喜ぶといいなー(^-^)#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/QOdlxU1Rv6
製作には、M5StickC(プラレール側) + ESP32 dev C (コントローラ側) を使ってます
(2-4) オモチャコントローラの本気ハック [9月]
息子の愛してやまない『ゲームコントローラ風おもちゃ』で、ロボットやモビリティ等を操作できる万能コントローラに改造!
息子が愛してやまない「おもちゃコントローラ」を、様々なロボット&電動車椅子を操作できる様に改造実験
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年11月4日
しゃべれなくても、スイッチさえあれば「自分の意志」を表現できる! それなら、一番気に入ってるモノをスイッチにしたいよね!
世界で一つ、自分だけの意志表現装置#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/uy2ujR2AQZ
製作には、ESP32 dev C を使ってます
(2-5) 100均グッツで作る自作スイッチ一式 [10月]
スイッチ製作の勉強も兼ねつつ、息子が押しやすいスイッチを色々と試行錯誤してみた。12月には障害児のきょうだいによるスイッチ製作ワークショップの実験もしてみた。
今日は友人家族らと少人数で製作ワークショップ!
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年12月15日
障害児の意志伝達装置であるスイッチを、きょうだい達が工夫して作るという実験取り組み。
妹のため、弟のため、
どうやったら楽しく使えるかなぁ?
子供ならではの自由な発想から生まれた世界で一つだけのスイッチ#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/x884cOAImA
製作記事の一例はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
(2-6) ボタンを押すと暴走するワンワン改 [8月]
息子が自分の意志でスイッチを押したくなる様な、刺激倍増のおもちゃ改造!
障害を持った息子のやる気スイッチを押す(こじ開ける)ための改造おもちゃ
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年7月31日
「ボタンを押すと暴走するワンワン」
息子のお気に入りおもちゃに更なる刺激を追及した結果……
暴走度合いをアップしてみた。
未改造のワンワンと比べると、、、
そのけたたましさ、半端ない!#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/wbANsdcmAI
展示会に出展しても、何気にいつも一番人気だったりします!シンプルテクノロジー万歳。
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
(2-7) 壊れたおもちゃを再復活!? 二足歩行ベアビーボ君 [2月]
息子が遊び倒して壊してしまったおもちゃを二足歩行できる様に魔改造してみた。残念ながら息子の食いつきはいまいち(笑)しかし、他の子供たちには人気! やはり二足歩行は見てて楽しいよね。
息子が好きだったおもちゃが壊れてしまったので、その魂を受け継ぐべく復活させてみようと画策。
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年2月11日
せっかくなので、
『電動車椅子の操作練習用のジョイスティックで動く二足歩行ロボット』
としてアップデートしてみた
もはや父の趣味のみで、原型がなくなった(笑)#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/dfEVsQ9kMF
しかし、最終的には、MFK展示会での出展中に壊れてしまい、そのまま部品取りしました。 いつかリベンジしたいなぁ。
製作には、V-duino を使ってます
(2-8) 物理スイッチで操作できるNintendo Switchコントローラ [11月] ★
Nintendo Switch大好きな母&娘に混ざり、息子も一緒にゲームで遊べる事を目指して、色んなスイッチを取り付けれるNintendo Switchコントローラを作った。
ゲームの楽しみ方を広げる可能性の秘めたコントローラ、2020年でも色々と実証してみよう!
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
製作には、M5Stackを使ってます
(2-9) 楽器の『音』がスイッチになる! タンバリンスイッチ [12月]
(2-8)のNintendo Switchゲームコントローラの楽しい遊び方の実験の一つ。『太鼓の達人』をタンバリンで遊んじゃえ!
Nintendo Switch 「太鼓の達人」を子供たちと楽しくプレイするため、タンバリン型スイッチを作った。#M5StickC 内蔵マイクを使い、タンバリン音だけを検出し、改造コントローラにボタン入力
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年12月7日
単なるスイッチとは違い、実際に音が鳴るので結構楽しい(^-^)#太鼓の達人#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/XiIOH3UsQZ
リアルな楽器→ゲーム上の楽器音に変換される新鮮な体験が面白い!
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
製作には、M5StickCを使ってます
家族のためのモノづくり
(3-1) お父さん予定をリビングに表示するスケジューラロボット [3月]
単身赴任中のお父さんの大阪↔東京の滞在予定(google Calendar)をリビングに表示・通知するシステムを作りました。
おとんスケジュールを家族へ自動共有するツールに、音声通知機能を追加した。
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年3月10日
朝8時(登校前)、夜8時(夕食後)に、お父さんの予定を音声で家族にお知らせ。
これを我が家の自作お風呂ボタン押しロボットにアップデート。
ちょっとしたロボット秘書気分(^-^)#M5Stack #家族のためのモノづくり pic.twitter.com/gzpBMtZCkP
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
製作には、M5Stackを使ってます
(3-2) 「今から帰る」の帰宅連絡を簡易化する遠隔通知システム [4月]
会社から帰宅する際の「帰る」のメッセージ連絡を自動化&簡易化するため、スマホから「帰宅ボタン」を押す or GPSで自宅近くに戻ってくるとリビングにある液晶ロボットがお知らせしてくれるシステムを製作しました。
仕事帰りに忘れがちな「今から帰る」連絡を簡単にするツールを作った
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年4月13日
スマホアプリの1ボタンで、自宅リビングに設置した #M5stack ロボットに音声お知らせ。
スマホGPSと連動して最寄駅に着いたら自動で通知もできる!
言い出しにくい
「今日ごはんいらない」
も通知可(笑)#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/MZeIkE9Miu
初めてBlynkアプリを使ってみた事例になります。ここからM5Stack+Blynkの連携をいくつか試していく事になりました!
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
(3-3) 分身ロボット操作時の遠隔呼出しシステム [5月]
昨年11月から使わせて頂いている分身ロボットOriHime。足の骨を折ってしまい外出できなくなった妻に分身ロボットによるMaker Faire Kyotoでの展示説明員をお願いした際、会場から自宅への『呼び出し』を簡易に実施するためのBlynkを使った呼び出しシステムを製作しました。
ケガで外出不可の妻に #MFKyoto2019 での展示サポートをお願いすべく、分身ロボット #OriHime を活用した遠隔説明員のチャレンジ検討
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年5月2日
会場から妻本体@自宅を呼出す機能を #M5Stack +Blynk で実現。会場にいる分身の名札ボタンを押せば、自宅リビングに音声お知らせが届くよ#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/vjskbzAkim
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
製作には、M5Stackを使ってます
(3-4) 分身ロボットOriHimeの全方位移動オムニ台車 [6月]
単身赴任先から娘&息子と遠隔操作で鬼ごっこ等をするために製作しました。カメラ&音声通信は分身ロボットOriHimeを使用し、移動台車+遠隔制御部を自作。Blynkを使いスマホで台車を操作できる様にしました。
分身ロボット #OriHime 用オムニ台車の遠隔制御方法は
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年7月26日
お馴染み #M5Stack + #Blynk
iPadはOriHime映像を表示、スマホは Blynk でスティック操作。
スティック×2で前後左右旋回、速度も可変でき、名札も切替可
スマホは2つ必要だが安定性は抜群! 宅外制御が得意なもの同士、相性良い組み合わせ! pic.twitter.com/kBtb9EPGPa
この機体を使って、Maker Faire Tokyoでサッカーで遊んでみたり、分身ロボットサッカーの集まりに混ぜて貰いました。
分身ロボットサッカーに初参加。
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年11月13日
我が家OriHime機体(黄緑色)を持ち込み、関西にいる娘&妻も分身ロボットでパイロットの皆さんとサッカーを遊ばせて貰いました
すごく楽しそうにはしゃいでた娘!
年齢、距離や障害関係なく同じ物理空間で一緒に遊べる経験、オンラインゲームとはまた違う楽しさ! https://t.co/vsJvNfbnCZ
製作には、M5Stackを使ってます
友達のためのモノづくり
(4-1) ワンボタンで操作できるじゃんけん義手ロボット [1月] ★
スイッチ一つでじゃんけんをする事が出来る義手ロボットを、ご縁あって分身ロボット研究者 吉藤オリィさんと、脊髄性萎縮症 (SMA)の女の子&お母さんと一緒に製作しました。
手を動かすのが苦手な女の子のため、@origamicat さんと一緒に作った「じゃんけんロボ義手」の試作改良品
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年3月16日
1ボタンでグー/チョキ/パーを選択できる。手が動かなくても、指一つで自分の意志をロボ義手に表現できる
他にも色んなアクションも出来るし、踊れる(笑)
これは、コミュニケーションツールだ pic.twitter.com/9dNWsIGLHl
自分の息子以外のために何かを作る初めての体験。
1ボタンでグー/チョキ/パーを選択できる。手が動かなくても、指一つで自分の意志をロボ義手に表現できる!
2018年末から取組みを始め、実際の使用者(小学生の女の子)のおうちに集まって原理プロトを作ったり、その原理プロトを実際に学校で使って貰ってフィードバックを貰ったり、使い手(ユーザー)と作り手(メイカー)が一緒になってモノづくりする面白さを実感出来た取り組みでした!
(4-2) パーティ映え イルミネーション車椅子 [5月] ★
車椅子ユーザー TK君の「普通の車椅子、カッコ悪い」という一言に対して、パーティ映えする様なイルミネーション車椅子を改造製作してみました。
折りたたみ電動車椅子ラスレルわをエレクトロパレード仕様に改造してもらいました!改造は、めちゃくちゃ面白いおもちゃを作っている@ogimotoki おぎパパ!!
— ✴︎TKタケヒロ/YUU(TKマガジン꧁꧂ (@Takeru_FTX) 2019年5月27日
これで武蔵境の駅前走り回ってたら、地元高校生たちから「かっこいい!」と声かけられました!やったー!! #かっこいい車椅子 pic.twitter.com/x1DNsVhHfo
動くとレインボーに光るイルミネーション車椅子に乗って仲良く遊ぶ子供達! 楽しそうにしてて、父としても、作った人としても、すごく嬉しい♪
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年6月16日
2人でワイワイ楽しみながら乗る電動車椅子は、まさにアトラクション乗り物!
ワクワクするパーソナルモビリティ、どんどんと広がっていくといいなぁ! pic.twitter.com/ibYvlSHwn6
ただLEDテープで光らせるだけではなく、加速度センサーによる走行検出により走行中のみレインボーに光る、時間に応じてイルミネーションモードを変更する等の工夫を入れています。後の(4-3)へ繋がる取り組み。
製作には、M5Stackを使ってます
(4-3) 車椅子をワクワク新幹線に! WHEELCHAIR TRAIN [8月] ★
8月に開催された特別支援学校の特別おもしろ祭りに向けた製作。普段の車椅子を、少年心をくすぐる新幹線に変身させました!
#特別支援学校の特別おもしろ祭 にて【車椅子をワクワク新幹線に変える自作モジュール】を遊んで貰った。
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年8月24日
電車好きな子は、発車・走行音に興奮! 夢中で操作してくれた!
息子のためにモノづくりを始め1年半。趣味の活動が、多くの子供たちを喜ばせる事に繋がるなんて…
エンジニアとしての幸せや pic.twitter.com/aHZwgVqRYB
見た目だけでなく、走行時に電車発射音、走行方向に応じてエフェクトが変わる面白仕様。
製作記事はこちら
ogimotokin.hatenablog.com
こちらのご縁で、8月放送の『めざましテレビ』で放送頂いたりと、活動の幅が広がった印象的な製作物でした。
また、実際に、本イベントで知り合ったお子さんに個人的に1台製作してお渡ししたところ、大変喜んで貰い、愛用してくれてるとの事、本当に嬉しいです!
製作には、M5Stackを使ってます
(4-4) スイッチを押すと魔法をかけるハロウィンロボット [10月]
息子の通う療育園でのハロウィンパーティで「スイッチを押して子供達を喜ばせたい」という妻の願いに賛同して、前日に製作。
明日にある息子の療育園ハロウィンパーティで、息子や友人達に喜んでもらおうと夫婦で作ったおもちゃ!
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年10月26日
「スイッチを押すと、魔法がかかるよ♪」
今朝に思いつき、妻を巻き込み緊急開発。
わずか4時間、100均+自宅在庫でさっと作った
子供達、喜んでくれるといいなぁ♪#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/0xubMsqucq
思い付いたら、100均グッツ+手元部品で突貫で作り、子供達に試してもらう! 今年の取り組みを象徴する様な取り組みでした!(^^)
製作には、Arduino Unoを使ってます
(4-5) スイッチで鳴らすハンドベル演奏装置 [12月]
息子の通う療育園のクリスマス会、肢体不自由の同級生8人で想い出になる事をしたいという想いで製作しました。
8個のスイッチを使ってハンドベルを手動/自動で簡単に鳴らせます。
息子の最後の療育園クリスマス会に
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年12月22日
向けて製作した
『スイッチ操作によるハンドベル演奏システム』
たくさんの子に遊んで貰えた!
自分の力で音を鳴らす感覚!
友達と一緒に音を重ねる感覚!
障害有無関係なく楽しいよね!
モノだけでなく、笑顔を作れて、本当に嬉しい!#家族のためのモノづくり pic.twitter.com/4NhejHpJHC
電気回路(ソレノイド) / 筐体設計(3Dプリンタ) / 台製作(木材DIY) など今年の数々のモノづくりで経験したノウハウを駆使して
わずか2週間分(深夜時間のみ)で実現できました。
イベント用として製作した本演奏システムですが、評判良さそうなので、今後のイベントでも活用を検討したいと思います。
機能アップデート検討中。
その他 未発表分(5件)
大人の事情(?)で、公開できませんが
(5-1) 普段の掃除をワクワク楽しくさせる改造掃除機プロト
(5-2) 本業で使っている移動ロボットを遊園地乗り物仕様に改造
(5-3) カレーを食べる際に本格感を拡張させる気持ち拡張プロト
(5-4) 障がい者向けの新調理機器のプロト
(5-5) スイッチで叩くタンバリン演奏マシンプロト
なども個人製作の延長として作ってみました。
製作手伝い
(6-1) 車椅子ごと乗れる視線入力台車システム ver1 [5月]
姿勢保持の困難な重度の方でも自分の車椅子ごと乗車可能な台車システムの試作製作に関わらせて貰いました。
ご縁あって開発~試走に個人的に携わせて頂きました。童心に返った様に楽しそうに動かし続けられた姿が忘れられません。
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年5月26日
市販車椅子に乗れなくても自分の意思で移動する事ができる走行台座コンセプト! 姿勢保持困難な息子や友人にも早く試して貰える様に、どんどん改良&増産に取り組みたいです https://t.co/JO99BmWnuV
木材DIYの加工自体が未経験だったため、ここで基本的な工具の使い方、台車製作における勘所を学びました。
その結果、(1-3)の製作を個人で実施する事ができました。
(6-2) 車椅子ごと乗れる視線入力台車システム ver2 [9月]
(6-1)で製作した台車システムの改良版の製作にも関わらせて貰いました。
弊娘(8)も視線入力で車椅子台車を上手に操作。見事お父さんとタッチできて思わず笑顔!
— おぎモトキ @ 父親エンジニア / OGIMOテック開発室 (@ogimotoki) 2019年8月19日
自分の思い通りに動かせる楽しさ、間違いない!
今回の東京遠征の目的の1つ、無事に完成してよかった!
汎用アルミフレーム設計のため部材調達もしやすいので、息子の車椅子電動ユニット化にも活かしてみよう! https://t.co/nULSPj1AmF
板金やアルミフレームを用いた台車製作を初めて体験し、木材に比べて加工やメンテナンスしやすい事を学びました。
アルミを用いた個人製作は2020年に検討中。息子用モビリティ製作に活かします!
終わりに
とにかく「手を動かして試す」ことを繰り返してきた2019年。手を動かし続けたことで見えた世界がたくさんありました。
2020年も、変わらず 息子や家族、誰かのために手を動かし続けたいと思います!
特に、『音楽演奏』『ゲーム』『電動移動モビリティ』『支援ロボット』を重点に開発を続けたいと思いますので、引き続き暖かく見守って頂いたり、アドバイス等いただければ大変嬉しいです!